フクダ電子アリーナ

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2015年10月27日火曜日

長良川競技場の歩き方 徹底攻略ガイド 愛知 & 岐阜旅行 その10




 ジェフ千葉サポーターが陣取るアウェイ側自由席の方を見てみると、一台の車椅子が横断幕の方に向かっている姿が。


 恩田聖敬(おんだ さとし)社長は今年1月30日、FC岐阜の公式サイトにて自身がALS(筋萎縮性側策硬化症 きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)であることを公表しました。




 筋萎縮性側策硬化症とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだん痩せて力が無くなっていく病気で、現在の医学では効果的な治療法がない難病と言われています。


 昨年アメリカで始まり、日本を含めた世界中で広がりをみせたアイス・バケツ・チャレンジ(バケツに入った氷水を頭からかぶるか、または寄付をする運動)に、各界の著名人や政治家・アスリートが参加している映像をご覧になられた方も多いでしょう。




 恩田聖敬社長を応援すべく、アウェイ側自由席では「岐阜・恩田社長負けるな!」の横断幕を掲出。


 そんな恩田社長の姿を見つけ、身を乗り出して励ましているジェフ千葉サポーターに対し、自由にならない体ながらも真摯に声援に応えている社長の姿がありました。




 18時13分、試合開始まであと47分となったところで、メインスタンド側コンコースを様子を見にいってみることに。


 メインスタンド側正面入口を入ってすぐのところにはワンタッチパスの端末が2台設置されていました。




 年に一度のアウェイ観戦では、シーズンシートを忘れずに持ってきてアウェイポイント & 来場の記録をするようにしています。




 ただ、いつも思うのですが、ホームゲームでの来場ポイントが10P入るのに対し、わざわざアウェイの地まで訪れて、少ない人数でチームを応援しなければならないアウェイポイントの方が5Pしか入らないのは絶対おかしいと思います。


 自らが応援しているチームのアウェイゲームや、応援していないチーム同士のゲームを観に行った人に、より多くの来場ポイントを付与するという考えが及ばないのが、Jリーグがイレブンミリオン(Jリーグ全体で1100万人の動員を目指す)を達成出来ずにいる本質の気がしてなりません。




 FC岐阜後援会(オレンターノ岐阜)の活動状況を報告するボード。


 2015年シーズンの個人会員目標 10,000口(年会費1口 5,000円)に対し、実績は5,150口。法人会員目標 1,000口(年会費1口 30,000円)に対し、実績は518口。合計金額は、28,903,000円でした。(ボードは個人と法人の口数表示が逆に間違っています)





 その隣では、今シーズンの名場面を激写した生写真を販売しているブースがありました。




 その中に、2012年シーズンまでジェフユナイテッド市原・千葉に所属していた益山 司選手の写真も。




 益山 司選手は大分トリニータや松本山雅への期限付き移籍を経て、2013年シーズンから地元(岐阜県立岐阜工業高等学校出身)のFC岐阜に完全移籍。




 シーズンが開幕すると直ぐに首脳陣の信頼を勝ち取り、主にボランチとして41試合に出場し2得点と主力として活躍しました。




 2014年シーズンは様々な選手と定位置争いをしながらも、主にサイドバックとして30試合に出場し3得点を挙げる活躍をしました。


 今シーズンも得点こそ挙げていませんが、降格争いに苦しむチームにおいてプレーで選手を引っ張っています。




 何気に選手サイン会が行われているブースに目を向けてみると・・・あれっ?




 あれあれっ??




 そこにはサイン & 撮影をしている太田圭輔選手の姿がありました! うゎ~、知らんかったぁ~。




 太田圭輔選手は2009年7月に柏レイソルからジェフユナイテッド市原・千葉に加入し、主に右サイドハーフとして11試合に出場。


 チームがJ2降格の危機に瀕する一番苦しい時期にその豊富な運動量で活躍してくれました。




 クラブ史上初のJ2に降格した後も、2010年シーズン18試合出場、2011年シーズン19試合出場とレギュラーとしてジェフ千葉をJ1へ復帰させるために力の限りファイトしてくれました。




 2011年のシーズン終了をもって徳島ヴォルティスに移籍、さらに2014年シーズンからはFC岐阜に移ってチームの勝利のために全力で走り続けています。




 コンコースの様子を一通り撮影し終わり座席のところまで戻ってくると、ちょうどFC岐阜の選手がピッチに登場したところでした。




 試合開始まであと30分、FC岐阜の選手がホームゴール裏のサポーターに向かって挨拶に行きます。





 選手達に声援を送るFC岐阜サポーター。横断幕には 「自分を信じろ仲間を信じろ」、「這い上がれ岐阜の誇りを見せてくれ」の文字が。




 アウェイ側自由席の方を見ると、横断幕の文字が 「勇人!400試合おめでとう!」に替わっていました。




 今日の試合に出場するとJリーグ通算400試合出場を達成する佐藤勇人選手。1999年からホームゲームを観戦し続けている私自身にとっても、彼の歴史がそのまま私の歴史でもあります。




 この時点で気温は早くも14・7度を下回り、両チームの選手達は試合に向けてウォーミングアップに余念がありません。




 FC岐阜との対戦を思い返してみると、初めて対戦したのは2009年11月15日に熊谷運動公園陸上競技場で行われた天皇杯4回戦で、この時は0-1で敗戦。




 J2に降格した2010年からはリーグ戦での対戦が始まり、ホームフクアリでは2-0で勝ったものの、Uさんと私が観戦に訪れた長良川球技メドウでは0-1で痛恨の敗戦。




 2011年はフクアリで行われたホームゲームで3-1、鬼門の真夏のアウェイゲームも2-0と快勝し、シーズン負け無し。




 2012年は昨年とは打って変わってフクアリで0-1と敗戦すると、これまた猛暑の中で行われた長良川競技場でも0-0のスコアレスドローで1勝もできず。




 2013年シーズンはアウェイでの対戦が先にあり1-0で勝利すると、真夏に行われたホームゲームを1-1で引分け、シーズンは1勝1分でした。




 2014年もアウェイの長良川競技場での対戦が先に行われ2-2で引き分けると、ホームのフクアリでは1-0で勝ち、シーズンは1勝1分。




 そして今シーズン、7月4日にフクアリで行われた対戦では3-1で久々の快勝!9月6日には天皇杯2回戦で対戦し、これもホームの利を生かして1-0の勝利と負け無しで、ここまではチームの流れも良く来ています。




 これまでの通算成績はジェフ千葉側からみて7勝3分3敗と勝ち越しているものの、シーズンの大事な場面で勝てないことで勢いを失い、自動昇格争いから脱落していくケースが多いのがFC岐阜との対戦なのです。




 18時35分、ジェフ千葉のスターティングメンバーが発表されました。


 GK 21 高木駿、DF 13 金井貢史、DF 2 大岩一貴、DF 15 富澤清太郎、DF 17 中村太亮、MF 7 佐藤勇人、MF 5 パウリーニョ、MF 29 水野晃樹、MF 8 谷澤達也、FW 38 松田力、FW 11 ネイツ ペチュニク。




 サブメンバーは、GK 1 岡本昌弘、DF 4 北爪健吾、NF 16 佐藤健太郎、MF 6 田中佑昌、MF 14 町田也真人、FW 9  森本貴幸、FW 18 安柄俊。




 関塚 隆監督。




 続いて、FC岐阜のスターティングメンバーの発表です。




 GK 22 常澤 聡選手。




 DF 2 阿部 正紀選手。




 DF 34 渡邉 将基選手。


 つづく

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