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2019年6月17日月曜日

日本一宝くじが当たる寺、長福寿寺にまつわる都市伝説 その4 (終)



 吉ゾウくんはチャンスの順番を決めているに過ぎません。常日頃から精進し、当選したら世のため人のために使おうと考えている人は、徳を積んで順番が早くなるでしょうし、悪いことをすれば後にされてしまうかも知れません。




 自分の中の「濁り」が取れた時こそ、高額当選の夢が実現できるのではないでしょうか?




 実は、豪仙學頭から導かれるアナグラムはもう一つあります。

 ご・う・が・く・と・う・せ・ん

 今度は、3番目の「が」という文字から濁り(濁点)を取り除いてみます。




 すると、「合格当選」という言葉が現れました!

 毎年、受験シーズンともなると、長福寿寺には日本全国から多くの受験生が合格祈願に訪れます。




 実際、長福寿寺の境内には、勉強してきたことを試験で存分に発揮出来るよう、吉ゾウくんに願掛けする絵馬が大量に掲げられている様子が伺えます。




 およそ430年前に、神の使いとして舞い降りた一頭の象と豪仙學頭との出会い。


 そして、豪仙學頭という名前に隠された、高額当選・合格当選というメッセージ。




  もしかしたら、豪仙學頭には今日の長福寿寺の繁栄した姿が見えていたのかも知れません。
 
 
           信じるか、信じないかはあなた次第です。


 (終わり)

2019年6月16日日曜日

日本一宝くじが当たる寺、長福寿寺にまつわる都市伝説 その3



 そう、豪仙學頭(ご・う・せ・ん・が・く・と・う)


 この文字を、アナグラムを使って入れ替えてみます。


 ご・う・が・く・と・う・せ・ん → えっ? 高額当選?




  実際には、最初の文字が「こ」ではなく、「ご」になっていますよね。
「ご」という文字の右上の点々は、濁点です。濁点というのは、読んで字のごとく「濁った点」です。


 「濁り」の意味を辞書で調べてみますと、「よごれ。けがれ。仏教で、煩悩(ぼんのう)」とあります。




 宝くじなどを購入すると、最初は吉ゾウくんに「お願いします!お願いします!」と神頼みするくせに、いざ本当に当選してみると、


 「これは自分の運が良いから当たったんだ、だから手に入れた大金は全部自分の物だ!」と強欲になってしまいます。




 今井住職の著書の中に、「当選金の3分の1は知らない人のために使う」という言葉が書かれています。




 実際には、同じ宝くじを購入し、同じように吉ゾウくんに祈願した人同士でも、当たる人もあれば、当たらない人もいます。




 いったい、その差は何なのでしょうか?

 
 (つづく)

2019年6月15日土曜日

日本一宝くじが当たる寺、長福寿寺にまつわる都市伝説 その2

 
 室町時代末期、長福寿寺には豪仙(ごうせん)という一人の僧侶がおりました。


 彼は、18歳の若さで僧侶の最高位である僧正(そうじょう)になる程の名僧で、当時の長福寿寺においては、教学・教育などの学事を統括する學頭の役職に就いていました。




 こんなエピソードがあります。


 早朝、豪仙學頭が護摩修行をしていると、火炎の中に一頭の象が舞い降りてきました。


 象は古来より仏さまのお使いとされ、願い事を叶えてくれると言われています。




 吉象は豪仙學頭に向かって言いました。


「私は人々を幸せにするためにやってきた。私の足をさすれば必ず幸せになれる。そのことを多くの人々に伝えよ。また、そなた自身にも絶大なる力を授けよう」


 このお告げを胸に、豪仙學頭は吉象の教えを多くの人々に説きました。


すると、自身も織田信長の焼き討ちに遭い荒廃した比叡山を援助し、根本中堂を再建した素晴らしいお坊様として、現代にもその名を残すことになったのです。




 今日の長福寿寺を有名にしたのが「吉ゾウくん」なら、そのご利益は何といっても、宝くじの当選などによる金運の増大でしょう。


  今からおよそ430年前、「吉ゾウくん」は誰の前に現れましたっけ?


 (つづく)

2019年6月14日金曜日

日本一宝くじが当たる寺、長福寿寺にまつわる都市伝説 その1

 
 今回は、長福寿寺にまつわる都市伝説を一つご紹介しましょう!


 タイトルは「吉ゾウくん伝説と、今日の長福寿寺の繁栄」です。




 長福寿寺の名を一躍全国に知らしめたのは、皆さんご存じ「吉ゾウくん」の存在ですよね。


 本堂に向かって真っ直ぐ歩いて行くと、2頭の大きなゾウの石像(ダジャレではありません)の姿がバーンと目に入ってきます。
 



 その右側に満面の笑みで佇んでいるのが、「吉ゾウくん」です。


 現在の長福寿寺は住職が語るように、「仏教のテーマパーク」を目指していて、境内にはポップな音楽が流れ、カラフルな色彩で訪れた人々を明るく・楽しい気分にさせてくれます。


 そんな長福寿寺の絶大なるご利益といえば、何と言っても「宝くじの高額当選などによる、金運の増大」ではないでしょうか?




 実際に参拝された方ならご存じかと思いますが、長福寿寺の本堂脇にあるホワイトボードには、「ロト6で6億円当選しました!」や、「サマージャンボで3億円当たりました!」など、にわかには信じられない数の当選報告が書き込まれているのですが、


 この絶大なるご利益にあやかろうと、全国津々浦々から参拝に訪れる現在の様子を、およそ430年前から予見している人物がいたとしたら、皆さんはどう思われるでしょうか?

 (つづく)