フクダ電子アリーナ

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2016年11月8日火曜日

石川県西部緑地公園陸上競技場の歩き方 徹底攻略ガイド 金沢旅行 その14 (終)



 12時44分、お昼の時間もだいぶ過ぎてしまっていたことから、JR金沢駅の東口にある金沢百番街の様子を見に行くことに。


 金沢百番街は北陸新幹線金沢駅の改札すぐにあるショッピングモールで、おみやげ・ショッピング・お食事ができるお店が合計82店舗入っています。




 フロアガイドに載っていた飲食・カフェ コーナーを歩いていると、Uさんが「ゴーゴーカレーって石川県の金沢が発祥なんだよ」と教えてくれました。


 実際にゴーゴーカレーの店舗前まで来てみると、店員さんが大声で接客をしていて店内は活気が溢れていました。




 「せっかく金沢発祥のものが食べられるんだから、ブログネタにもいいんじゃない?」という事で、「ゴーゴーカレー金沢駅総本山」で昼食を摂ることに。


 金沢のB級グルメとして有名になったゴーゴーカレーは、ルーは濃厚でトロッとしている。付け合わせとしてキャベツの千切りが乗っている。ステンレスの皿に盛られている。




 フォークまたは先割れスプーンで食べる。ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける。などの特徴があるカレーのこと。


 それらを総称して金沢カレーと呼ばれるようになったそうですが、古くは1955年頃から駅周辺にできたレストランで出されたカレーの特徴を踏襲して独自の食文化が広がっていきました。




 テーブルが空くまでしばらく入り口で待たされた後、Uさんと私が通されたのは店舗奥の真ん中辺りの座席でした。


 テーブルの横に置いてあったメニューを見ると、カレーの種類やトッピングの多さにビックリ!




 メニューの中から、Uさんは茄子(ナス)カレーの小(750円)、私はスタジアムグルメで食べた牛肉の美味しさが忘れられなかったため、のと豚カレーの小(750円)を注文。


 小サイズといっても200グラムのライスの上にたっぷりのカレールーがかかっていて、さらにこれでもか!というくらいキャベツの千切りが載っているのでボリュームは十分過ぎるほど。




 じっくり煮込まれたのと豚の柔らかさと特製のオリジナル・ルーが絡み合って、辛さの中にも甘味と旨みを感じることができて凄く美味しかったのですが、ここで問題発生!!


 Uさんは美味しそうにペロリと平らげてしまったのですが、私自身は2口食べた後、胃に気持ち悪さが出てしまい痛恨のギブアップ・・・。(昨日は何とも無かったのになぁ・・・)


 


 注文してからまったく箸をつけていない私の様子を見て、周りに座っているお客からは「食えねぇなら注文するんじゃねーよ」という刺さるような視線が。(汗)


 15分経っても一口も口に運ぶことが出来なかったため、店内を忙しそうに走り回っていた店員さんに「すいません、これってお持ち帰りとか出来るんでしょうか?」とおそるおそる聞いてみると、




 「はい、出来ますよ。お持ち帰り用の容器をご用意致しますので、ご自身で取り分けてお帰り下さい」と言ってプラスティックの容器とスプーンを持ってきてくれました。


 ゴーゴーカレーは、小・中・大・特大という4種類のサイズが用意されていおり、注文しても食べきれなかった人や、帰りの新幹線の中で食べる人用にお弁当として持ち帰れるようになっているそう。




 「はぁ~、こんなことなら初めからお弁当にしてもらっておけば良かったな・・・」と後悔しながらお持ち帰り用の容器にカレーを移し替えている私をよそに、


 Uさんは奥さんへのおみやげ用にゴーゴーカレーのレトルト(2食入り 570円)を購入してあげていました。




 西口ターミナル横にある公園のベンチに座り、気持ち悪さを落ち着かせながらダラダラ喋っていると、あっという間に一時間が経過。




 いつものアウェイ旅行だと、旅のスケジュールをビッシリ決めて予定をひたすらこなすという過密日程がお決まりなので、


 今回のように現地に行ってから行き先を考えるというのは、結局、何もしないで時間が過ぎてしまうのですごくもったいなく感じました。




 時刻は14時20分。帰りの新幹線の時刻まで2時間30分となったことから、預かってもらってあった荷物を取りにホテルに戻りました。





 おみやげを買うには時間が余っていたので、JR金沢駅の構内にあるファッションゾーン「Rinto りんと」を通って、隣にある金沢フォーラスの本屋で暇を潰すことに。




 金沢フォーラスはJR金沢駅の北にある7階建てのファッションビルで、1階~5階はファッションが主ですが、6階はレストラン・カフェ、7階には映画館なども入っています。




 5階にある「未来屋書店 金沢フォーラス店」で30分ほど時間を潰すことに成功。(笑)




 新幹線改札口目の前にある「おみやげ処 金沢」。


 北陸の玄関口ということで、15時を過ぎておみやげ屋さんの店内は大勢の観光客でごった返していました。




 50分程かけて、いつもフクアリで一緒に観戦しているメンバーと職場へのおみやげを選びました。


 ジャガリコ日本海贅沢カニ 864円、金澤ブラックカレーおかき×2袋 1,296円、タコとカニ煎餅 540円、北陸限定柿の種白えび×3袋 1,296円、北陸紀行 756円、白えびせんべい袋入 691円、500甘えびえび恋し 540円、ヒャクマンサンバター&チョコクッキー 1,080円、荒磯6種 1,080円(全部で8,143円ナリ)





 全てのスケジュールを消化し、ようやくゆっくり出来たのは出発時間の1時間前。




待合室も混んでいたため、コンコース西口のくつろぎ館にあった「カフェ アルコ スタツィオーネ」で新幹線を待つことにしました。




 平日限定メニューでお得なケーキセット(810円)があったので、1セットだけ注文。





 Uさんはコーヒーだけ、





私はケーキだけを食べながら1時間。ホント、時間を無駄に過ごしてるよな~。




 来年のアウェイ旅行は、たとえスケジュールが消化出来なくても計画だけは事前にきちんと立てておこうと固く誓いました。




 16時37分、14番線ホームに向かいます。




 今回の旅を振り返ると、アウェイ旅行で初めてジェフ千葉のJ1昇格の可能性がゼロという中でのスタートでした。




 いつもは可能性がわずかしか残っていなくとも、旅行先での勝利をきっかけにチームが盛り返していく、




 そんな期待を胸にアウェイ観戦 & 旅行を企画していく楽しみがありました。




 しかし、今回のように応援しているチームに対してのモチベーションが無くなってしまった中で、我々を金沢に向かわせたのはツエーゲン金沢の奮闘ぶりを見たかったからです。




 J2昇格を決めた2年前、勢いそのままに躍進を続けるツエーゲン金沢。




 しかし、チームの主力を引き抜かれても必死にJ2に残留しようと戦い続けるツエーゲン金沢の姿。




 昨日の試合は、モチベーションの強かったツエーゲン金沢より、プレッシャーが消えたジェフ千葉のほうが勝ってしまうという、なんともありがちな結果に終わりましたが、




 ツエーゲン金沢を信じ、声が枯れるまで応援し続けるサポーターの思いは、実際にスタジアムで観戦しなければ感じられない貴重な体験となりました。


 あの諦めない姿は、最後に必ず実を結ぶと信じています。




 20時00分、定刻ちょうどにJR東京駅に無事到着。




帰りは贅沢してJR東京駅のグランスタで豪華駅弁を買って帰ることにしました。




 Uさんは「W イベリコ弁当」(1,399円ナリ)。




 私の方は、家で待っている母親に浅草鉄板亭の「ロースステーキ重(1,295円ナリ)」、伊達の牛たん本舗の「牛タン弁当ミックス(1,380円ナリ)」、




 築地寿司清 まる清の「鮭・カニ・ホタテ弁当(1,150円ナリ)」という美味しそうな駅弁3種類を買いました。




 「旅行のおみやげはわざわざ買ってこなくてもいいよ」と言っていた母親へのせめてものサプライズですが、喜んでくれるでしょうか?




 21時00分、疲労マックスなので、いつものように帰りは特急わかしおのお世話になることに。(笑)




 いろんなことがあったアウェイ観戦 & 旅行でしたが、今回の勝利が来年に続いていくと信じて、これからもジェフを応援していきたいと思いました。

 (終わり)

石川県西部緑地公園陸上競技場の歩き方 徹底攻略ガイド 金沢旅行 その13



 昨晩考えたスケジュールよりも1つ早い電車で来れたことで、金釼宮(きんけんぐう)への参拝はとても余裕を持って行うことが出来ました。




 鶴来(つるぎ)駅の構内に入ってみると、ご縁をかもす町「鶴来」へ。恋のしらやまさんと書かれた白山比咩神社への案内板がありました!




 ただ、手動で開け閉めする戸の陰にひっそりと置いてあったので、ここだと観光客には分かりづらいんじゃないのかなぁ~?




 帰りの電車は下調べ通りの10時12分発 北陸鉄道 石川線 野町行き。新西金沢駅へは14駅(乗車時間は26分)。




 始発駅である鶴来駅の構内にはUさんと私を含め5人しかいなかったので、電車の中は貸し切り状態。




 行きは乗り換えに必死で回りの景色もろくに見る余裕がありませんでしたが、帰りの車内は全く違う心境でゆったりした時間が流れていました。




 10時38分、北陸鉄道 石川線 新西金沢駅に到着。




 雲一つない晴天とはまさにこのこと。




ヤフーの経路案内で調べると、JR西金沢駅からは電車を利用するよりも、バスの方がJR金沢駅に早く着くということでバス乗り場に向かいます。




 月曜日の午前中ということで、バスの停留所も誰~れもいまへん。




 ターミナルにはタクシー3台と運転手さんが乗っていないバスが1台停まっていました。




 時刻表を見てみると、金沢駅経由 柳橋行きのバスが11時10分にありました。




 米泉~西泉までは金沢大学行きと一緒で、そこから泉本町を通って終点 柳橋まで20の停留所を巡ります。(金沢駅はここから10ヶ所目)




 ほとんど風の無い小春日和の中バスを待っていると、二人のお年寄りが乗車するために停留所に近づいてきました。




 Uさんとの会話に夢中になっていると、いつの間にか向かいに停めてあったバスには運転手が座り、エンジン音がこちらまで届いてきました。




 11時10分、停留所に滑り込んで来たバスのナンバーは82番。




 JR金沢駅までは約19分、運賃は大人240円ナリ。




 金沢駅前中央交差点はさすがに交通量が多いです。




 JR金沢駅東口に来てみると、鼓門(つづみもん)の前には多くの観光客の姿がありました。


 鼓(つづみ)は日本特有の伝統的な楽器の一つで、伝統芸能である能楽・加賀宝生(かがほうしょう)の鼓をイメージして造られたそう。




 こちらの鼓門は高さが13・7メートルもある太い柱に支えられており、柱はらせん状に組み上げられていて、湾曲した屋根との組み合わせが美しく、真下から見上げた重厚感と迫力は言葉に表せないほど。
 



 鼓門を潜り抜けるとさっきとは打って変わって近代的なもてなしドームがパッと目に入ってきます。


 鼓門とJR金沢駅の間にあるもてなしドームは、3,019枚からなる幾何学模様のガラスの天井です。駅で降りた人に傘を差し出すという、もてなしの心をコンセプトに名づけられ、明るくて雨に濡れない空間を観光客に提供してくれています。




 時刻は11時32分。実はここからは完全にノープラン。


 今回のアウェー旅行を企画するに当たって、アクセスしやすい駅周辺の名所をいくつかピックアップしたのですが、なんと!昨年末と新年にかけてUさんが家族旅行で金沢に来ていたのです。




 さすがに同じ観光地に行っても楽しくないだろうと思った私は、「金釼宮にお参りに行くまでは考えておいたけど、その後は当日のフィーリングで行き先を決めよう」とUさんに伝えていました。


 しかし、JR金沢駅に帰ってきてからも行きたい場所が考えつかなかったので、とりあえず東口にあるバスの発着場所で方面別の案内板を見ることに。




 すると、金沢駅周辺の名所を一巡出来るバスツアーのようなルートを7番乗り場に見つけたため、「お昼を食べに行ってもいいから、近江町市場を通るこのバスに乗ってみない?」と提案しました。


 近江町市場に近い左回りルートのバスは2分前に出発してしまっていたので、Uさんと私は3分後に来る右回りルートのバスに乗ることに。




 7番乗り場から出るバスは、ひがし茶屋街・兼六園・金沢城・21世紀美術館・妙立寺(忍者寺)・にし茶屋街・香林坊・近江町市場近くを通るため、城下町を周遊するルートとしては秀逸。


 左右どちらも15分間隔で便があるので、特に行き先を決めていない我々のような観光客は、1周約45分のルートをたった200円でぐるっとバスに乗りながら回ってしまうという手もあるでしょう。




 11時42分、近江町市場の最寄りである「めいてつ・エムザ黒門小路前」停留所に到着。


 もし、左回りのバスだったら金沢駅の次がすぐ近江町市場だったため、周辺の観光名所を見れた右回りルートに乗ったのは結果的に大正解でした!




 停留所の向かいが近江町市場のエムザ口の目の前で、たまたま本日から「冬の王者!かに解禁 大売出し」が行われている模様。




 アーケードのすぐ左には5階建ての「近江町いちば館」がドーンと存在感を出していました。




 金沢の台所と言われる近江町市場の歴史は古く、元禄3年(1690年)袋町の魚市場と、享保6年(1721年)犀川口の市場がそれぞれ近江町に移り、併合されて近江町市場の原型が出来ました。




 文化8年(1811年)「金沢町絵図名帳」によると、四十物(あいもの)商(魚の塩もの)や魚鳥商、荷宿(物資が集まる宿)が集まり、すでに金沢の台所としての様相を呈していたと言われています。




 明治37年(1904年)には、「官許青草辻近江町市場」の認可を受け、大正14年(1925年)には金沢市内で初めてアスファルト舗装が完成。


 昭和2年(1927年)に発生した彦三の大火を乗り越え、終戦直後の昭和21年(1946年)には飢えに苦しむ市民のために豊漁のイワシを販売。




 昭和31年(1956年)にようやくアーケードが完成。8つの入り口から入ることが出来る近江町市場は、上空から見るとちょうど「女」の字に見えるそう。


 平成21年(2009年)に「近江町いちば館」が完成し、大小合わせて290ものお店が連なり現在に至っています。



 
 ちょうどお昼時ということもあって、あちこちのお店で長~い行列が出来ていました。




 私自身は起きてからちょっと気持ち悪さが残っていたため、歩きながら食べられるような一口サイズの物を探してみたのですが、




 大勢の観光客でごった返したアーケードはすり抜けるのも大変だったため、わずか13分の滞在で泣く泣く食べることを断念。




JR金沢駅へは1キロ弱の道を歩いてに帰るとに。




 月曜日ということで少しは空いていると思っていたのでショックは隠しきれず・・・。(考えが甘かったかぁ~)




 武蔵交差点から「めいてつ・エルザ店」横のアーケードを北西に進みます。




 回りを見渡すと、この辺りで働いているビジネスマンが昼食を食べる店を探しながら歩いていたり、




 Uさんと私のように近江町市場から200円払ってバスに乗るのが惜しい人が、JR金沢駅まで歩いている様子が伺えました。




 JR金沢駅東口の「金沢駅前中央交差点」まで歩いてくると、滝のように流れるデジタル水時計が12時39分の時を刻んでいました。

 (つづく)