フクダ電子アリーナ

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2014年11月10日月曜日

アルウィンの歩き方 松本平広域公園総合球技場 徹底攻略ガイド その15



 一方、ジェフ千葉はというと、長年愛され続けていた「Win By All」というキャッチコピーはそのままに、2009年シーズンのクラブスローガンを「YELLOW TOP 2009」に決定。


 プレミアリーグのリバプールFCから招聘したアレックス・ミラー監督を続投させ、前年起こした奇跡のJ1残留を無駄にしない覚悟で戦いました。




 しかし、チームは第4節時点で17位に低迷、多少盛り返すも第17節から15戦未勝利(6分9敗)と勝ち運からも見放され、7月27日(第19節終了後)、遂にアレックス・ミラー監督を解任。


 その後、ジェフ市原のOBでもあった江尻篤彦が監督に就任するも、第31節の vs 川崎フロンターレ戦で前身・古河電工時代も含めてクラブ史上初の下部リーグへの降格が決まってしまったのでした・・・。




 2010年、クラブスローガンを「走りきる!そして、その先へ。」に決定。前年、シーズン途中からチームを率いた江尻篤彦監督が続投し初のJ2リーグに挑むも、9月12日(第25節)、同じく昇格を争うアビスパ福岡戦に敗れるとチームのムードも停滞。


 11月23日(第36節)に行われた vs ザスパ草津戦に敗れ、J1自動昇格圏外である4位に転落すると、シーズン終了後に江尻篤彦監督が退任を発表し、クラブ初のJ2リーグは4位で戦い終えました。




 2011年、それまでクラブのキャッチコピーでしかなかった「Win By All」をクラブスローガンに昇格させ、社長以下、クラブスタッフも含め背水の陣でシーズンを戦い抜くことを誓いました。


 しかし、新たにオランダ人のドワイト・ローデヴェーヘスを監督に招聘するも、選手の入れ替わりの多さにチーム戦術が浸透せず、シーズン成績は6位で終戦。




 2012年、クラブスローガンの「Win By All (全員の力で勝つ)」をクラブフィロソフィー(哲学)に昇格させ、この年のクラブスローガンを「DAKKAN 奪還×脱甘」と発表しました。


 前年まで水戸ホーリーホックで目覚しいサッカーを披露し、J2リーグの戦い方を知る木山隆之氏を監督に招聘。第24節には首位に立つなどそれまでのジェフ千葉のスタイルをかなぐり捨ててシーズンを戦い抜きましたが、J1自動昇格圏内には遠く及ばない5位でプレーオフにまわることに。




 昇格プレーオフ1回戦の横浜FC戦をアウェイで4-0と一蹴するも、大分トリニータと対戦したプレーオフ決勝ではあと4分でJ1復帰というところで決勝ゴールを決められ0-1で敗戦、試合終了のホイッスルが鳴り、呆然とするMF佐藤勇人選手の表情がとても印象深く残っています。




 2013年シーズンのクラブスローガンは「絶対J1!」。元大宮アルディージャ監督の鈴木淳氏が監督に就任。シーズン最終成績は5位でJ1昇格プレーオフに進出。


 プレーオフ1回戦はアウェイで徳島ヴォルティスと引き分けるも、リーグ戦の順位が下だったため規定により決勝進出は成らず、2年連続のプレーオフ敗退となりました。




 そして今年、クラブスローガンを「FUN!~勝利のために~」とし5年目のJ2リーグを戦うことに。


 チームの主力である米倉恒貴選手がG大阪に移籍するなど、鈴木淳監督の目指すサッカーが見えずチームは低迷、第6節終了時に9位、第18節終了時に8位になった以外は2桁順位が続き、第19節の vs ギラヴァンツ北九州戦に敗れた直後の6月23日に監督との契約解除を決定。




 しかし、ロンドン五輪で日本代表監督を務めた関塚隆氏が指揮を執るとチーム成績も急上昇を遂げ、無理と思っていたJ1昇格プレーオフに進出することが出来る6位以上が現実として見えてきたのです。


 このように両クラブの歴史を見ていくと、スローガンのもとクラブがひとつになって邁進してきた松本山雅FCと、フィロソフィーの重圧に押し潰されてしまったジェフ千葉が対照的に映ります・・・。




 12時30分、とうとう雨が本格的になってきました。




 メインスタンド側コンコースにあるグルメ売店をチェックしようと試みるも、大行列でグルメ屋台の前は撮影できないほど。


 仕方なくトイレだけ済ませて座席に帰ることにしました。




 ピッチでは選手達の入念なトレーニングが続いています。




 S指定席(ゾーン指定)は、ちょうど写真のようにペナルティエリアのラインより内(SS席側)だとギリギリ濡れずにすみそうな感じ。




 Uさんと私が座っている座席は、左からの風のせいでカッパを着用しないと濡れてしまいますが、風が無い時は何とか大丈夫そうな本当に際どい場所でした。




12時45分、スターティングメンバーの発表が始まりました。


 GK 背番号24 高木駿、DF 背番号20 キム・ヒョヌン、DF 背番号5 山口智、DF 背番号2 大岩一貴、MF 背番号8 谷澤達也、MF 背番号7 佐藤勇人、MF 背番号16 佐藤健太郎、MF 背番号17 中村太亮、MF 背番号33 幸野志有人、MF 背番号28 町田也真人、FW 背番号11 森本貴幸。




 続いてサブメンバーの発表。


 GK 背番号1 岡本昌弘、DF 背番号15 田代真一、MF 背番号10 兵働昭弘、MF 背番号13 山口慶、FW 背番号9 ケンペス、FW 背番号19 オナイウ阿道、FW 背番号31 ジャイール。




 リーグ戦もこの試合を含めて残り3試合、J1昇格プレーオフで最もアドバンテージのある3位になるためには勝ち点3を積み上げるしかありません。




 13時ちょうど、遂にキックオフのホイッスルが鳴らされました!



 続く

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