フクダ電子アリーナ

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2014年11月10日月曜日

アルウィンの歩き方 松本平広域公園総合球技場 徹底攻略ガイド その14



 アルウィンは約60億円を投じて建設され、2001年5月から供用が開始された収容人員20000人(観客席16000席、立見席4000席)の中堅クラスのスタジアムです。




 前節までのホームゲーム19試合の総入場者数は234372人で、1試合平均の入場者数はなんと!12335人。




 ジェフがまだジェフ市原と呼ばれていた時代、準ホームとして年に一度のJリーグを開催していたこのアルウィンスタジアムで、地元のクラブである松本山雅FCが地域に根ざしているという事実には感慨深いものがあります。




 6月28日に開催された「ジェフユナイテッド市原・千葉 vs 松本山雅FC戦」では、大勢のサポーターがフクアリに押し寄せ、その凄まじい声援はどっちがホームチームが分からないほどでした!


 その時に私がツイートした内容がコチラ→ フクアリの歩き方 フクダ電子アリーナ 徹底攻略ガイド3


(S指定席前にある車イス専用エリア。こちらは4台分のスペースがありました)




 松本山雅FCとジェフ千葉のつながりとしては、2009年シーズン開幕前に起こった「クラブスローガン問題」が思い出されます。




 当時、北信越リーグを戦っていた松本山雅FCは、クラブスローガンを「Win By All」にすると発表。




 しかし、この「Win By All」というスローガンは既にジェフ千葉がキャッチコピーとして使用していたことから、松本山雅FCのもとにはジェフ関係者やジェフサポーターから抗議が寄せられました。




 ジェフ千葉が長年使用していたキャッチコピーだと認識していなかった松本山雅FCは、すぐに使用自粛を決定し、ジェフ千葉関係者とサポーターに対し謝罪をすると共に、




 「来期、下部組織でありますジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズとの対戦ができるよう、そして近い将来J1の舞台で対戦できるよう山雅サポーターと共に駆け上がります」というメッセージがジェフ千葉の公式サイトに届けられました。




 その後、松本山雅FCは新スローガンとして「ONE SOUL~思いは一つ。共に駆け上がろう~」を発表。


 個人的には、この瞬間が両クラブにとってターニングポイントだったんじゃないのか?と本気で思っているんです。




 この年の天皇杯、松本山雅FCは地域リーグ所属クラブとして史上初めてJ1クラブを破ったり、地域サッカーリーグの決勝大会で優勝しJFLに昇格を決めました。




 チームスローガンを「ONE SOUL ~Jへの道。共に駆け上がろう~にした2010年から僅か2シーズンでJFLを突破、Jリーグ臨時理事会で正式にJ2リーグへの入会が承認されました。




 2012年 ONE  SOUL  ~プロフェッショナルへの変革!~

 2013年 One  Soul  ~山雅スタイルへの挑戦~




 2012年シーズン、前年まで湘南ベルマーレの監督だった反町康治氏が監督に就任すると、クラブスローガンに合わせたチーム作りでメキメキと実力をつけ、2013年にはJ1昇格プレーオフ進出まであと一歩というところまで来たのです。




 そして今シーズン、クラブスローガンを 「One  Soul  ~走力×創力×総力~」にした松本山雅FCは、チームコンセプトである運動量と分析力を武器にJ2の強豪を次々に蹴散らし、僅か3シーズンで日本サッカーの最高峰であるJ1昇格を達成してしまったのです!


 続く

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