フクダ電子アリーナ

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2017年11月12日日曜日

豊田スタジアムの歩き方 徹底攻略ガイド 豊橋旅行 その3



 名古屋グランパスのサポーターの後を付けながら東の方角へ真っすぐ進むと、県道342号線に出てきました。


 県道342号線は愛知県豊田市を走る道で、距離にするとわずか500メートルほどの短い一般県道となっています。




 Uさんと私がこれまでに訪れたアウェイスタジアムは10を超えますが、今回、名古屋グランパス戦をアウェイ観戦の地に決めたのも、パロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂公園陸上競技場)ではなく、開催が豊田スタジアムだったからというのも大いにあります。




 豊田スタジアムは、2002 FIFA ワールドカップを日本で開催する為に作られたスタジアムで、設計は建築家の黒川紀章(くろかわ きしょう)氏が行いました。


 黒川紀章氏は、1986年に建築界のノーベル賞と言われるフランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞された方で、氏を代表する建築の中には、大阪万博の東芝IHI館や日本赤十字社の本社、地元の名古屋市美術館や東京都港区にある国立新美術館も手掛けています。




 その中でも千葉県にゆかりがあるという意味では、1971年に建てられた千葉県佐倉市にある佐倉市役所の本庁ではないでしょうか。


 海隣寺坂の上にあり、遠くから見ると印旛沼に出航する船のように見えるデザインは、白のレゴブロックを重ね合わせたような独創的な外観を有しており、地上6階、地下1階からなっています。




 エントランスロビーはガラス壁面をもつ吹き抜けになっていて、ロビーの天井には佐倉市の市章が描かれるなど、50年近く経った今でも市民に愛される街のシンボルになっています。




 そんな2年の歳月を掛けて建設された貴重な映像が、toutubeの佐倉市公式チャンネルにアーカイブとしてアップされていますので、当時の佐倉市の風景と共に振り返ってみるのも良いかも知れません。




 佐倉市広報番組「チャンネルさくら」特集「佐倉今昔物語」(2016/7/4放送分)


 https://www.youtube.com/watch?v=15D3oXkUQE0




 歩き始めて5分、体の内側から熱を帯びてきて徐々に温かさを感るくらいになりました。




 名鉄 豊田市駅から若宮町8丁目→1丁目→喜多町2丁目~6丁目を抜けると、目の前には近代的な造りの大きな橋が見えてきました。




 こちらの豊田大橋はまたしても黒川紀章氏の作品。これぞまさに独創的といったデザインは動物の骨をモチーフにされており(私には恐竜の化石のように見えた)、所どころにその片鱗を見ることが出来ます。




 全長474.5メートルからなる豊田大橋は2つのアーチ(それぞれが280メートルもある)を繋ぎ合わせた形をしていて、6,180トンもある鉄の塊を絶妙なバランスで支え合っています。




 詳しい建築工法とかは私には分かりませんが、そのダイナミックな佇まいを見るだけでも橋マニアの人にとっては垂涎ものでしょう。




 こちらの豊田大橋、建設費用はおよそ99億円とのことですが、ジェフの本拠地であるフクダ電子アリーナが81億円だったことを考えると、その凄さが分かるというものです。




 徐々に、一級河川 矢作川(やはぎがわ)が近づいてきました。




 矢作川は遠くは長野県、岐阜県および愛知県を流れ三河湾に注ぐ河川で、総距離は117キロメートルもあります。




 川の両岸の河川敷には駐車場があり、芝生の上で体を動かす人々の姿も多く見られました。(こちらは白浜公園側)




 豊田大橋のちょうど中ほどまで歩いて来ると、橋の本線と分かれて下に降りる歩道が現れ、さらに河川敷に降りることが出来る階段が見えてきました。




 ジグザグになった階段を一番下まで降りると、ちょうど橋の真下から見上げる形になり、その壮大な橋の全体像が目の奥にドーンと迫ってくる迫力でした。




 矢作川を半分渡り切ったところで、目の前には超巨大で超近代的な豊田スタジアムの姿が見えてきました。




 土曜日のお昼過ぎということもあり、河川敷の反対側ではバーベキューのようなことをして楽しんでいる人々の姿も見受けられました。(こちらは千石公園側)




 家を出発してからちょうど8時間、今回の最大の目的地でもある「豊田スタジアム」を目の前にしてようやくホッと肩の力が抜ける思いがしました。




 試合開始が14時ということもあって、ここに来るまでは時間との闘いでしたが、大きなトラブルも無く2時間20分前に無事到着することが出来ました!




 道路の反対側を見ると、試合観戦に来た人達がバイクや自転車を停めている駐輪場の様子が見えました。




 こちらの駐輪場は北東のN9ゲート付近にあり、スタジアムへは豊田大橋の下を通って向かうことになります。


 豊田スタジアムには全部で2か所の駐輪場があり、もう一か所は南西の南駐車場付近にあります。


(豊田スタジアム付近の施設案内図)




 今回、Uさんと私が購入したチケットの座席はバックスタンドのカテゴリー4。




 ゾーン指定席ということなので、バックスタンドの3階席なら空いているところに自由に座ることが出来ます。




 入場する場合は時計周りに歩いてE7ゲートへ向かうのが一番近いのですが、スタグル情報などイベントスペースの情報を知るため、まずは総合案内所を目指します。




 反時計回りに歩いてわずか20数メートル、総合案内所が見えてきました。


(総合案内所)

 総合案内所で働くボランティアスタッフの女性に、「あの~、個人でスタジアムの情報とかをブログに書いている者なんですけど、こちらのイベントスペースにあるグルメのお店情報などが書かれた紙とかあったら一部欲しいんですが・・・」と聞くと、




 「ああ、それならこちらに全て載っていますので一部どうぞ」と言って、本日のマッチデープログラムを手渡してくれました。


(DENSO 名古屋鉄道カード引換えブース)


 ガーン、ジェフでは既に何年も前から無くなってしまっているマッチデープログラムがあるのね・・・さすが名古屋グランパス。しかも全6ページのかなり立派な作り。


(ニチバンブースの隣には、介護の日PRブースも)




 西イベント広場前にあるクリーンステーション。




 名古屋グランパスが運営するクリーンステーションの分別は主に4つ。


 もやす(はし、紙類/生ゴミなど)、ペットボトル、紙コップ、廃プラスチック(ビニール類・食品トレイなど)




 フクアリでは当たり前のペットボトル本体とキャップの分別をやってないのは意外でしたが、運営スタッフさんの手間にならないよう、ゴミの分別は積極的に協力したいものですね。




 東西のイベントスペースにそれぞれあるスタジアムグルメの案内板。




 お店のイチオシ看板メニューが美味しそうな画像と共に大きく掲載されていてとても解りやすいですね。(こういうのフクアリにも欲しいな~)



 
 時刻は12時48分。ちょうどお昼時ということもあり、こちら西側のグルメゾーンに出店している11店舗はどこも行列が長くなっていました。




 美味しくて有名なお店は行列も長く、まあまあのところはそれほど長くはなっていないものの、名古屋グランパスのホーム最終戦ということで、今日の試合、いったいどれくらの来場者数になるのでしょうか?
 
 つづく

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