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2017年11月13日月曜日

豊田スタジアムの歩き方 徹底攻略ガイド 豊橋旅行 その17



 二の鳥居をくぐって右に行くと、ご祈祷受付所の「瑞祥殿(すいしょうでん)」があり、その左端がご朱印を受け付ける納経所(のうきょうじょ)になっていました。




 本堂に向かう参道を歩いて行くと、右側には大きな池があり、その周りには石碑が建てられていました。


(石碑のすぐ左には金色に輝く灯篭がありました)




 ご本殿に通ずる参道は、大きな正方形の石が敷き詰められており、左右は緩やかな階段状になっています。




 さすがに神様に通じる道ということで、Uさんも私もド真ん中を堂々と歩けるほど図々しくはありませんので、左端を歩くことに。(笑)





 ここまで近づくと、その荘厳な佇まいに圧倒され、何か無駄話も出来ないようなピーンと張りつめた雰囲気が場を支配していました。




 本殿手前にある寄進受付所では、「書院改築屋根瓦」に対しての寄進(寄付)ご協力の看板が立っていました。(寄付金額は1,500円)




 本殿の直前には献香(香を炷いて神仏に供えること)をする場所がありました。




 香は一束100円で、こちらの練炭で火を付けてお供えします。




 そう簡単に何度も来れる場所でもないので、「やれることは全てやってみよう!」と、ご利益がありそうな事は積極的にやることに。




 火を付けた線香はこの様に束のまま香炉に刺して供えます。辺りは濛々(もうもう)と煙が立ち込めていました。


 後から考えたら、浅草の浅草寺の常香炉などは体の悪い部位に煙を持ってきて、「〇〇が良くなりますように・・・」とかやりますが、ここでもやって良かったのかも知れないですね。




 ここ豊川閣妙厳寺の本殿正面に、2016年6月16日に設置工事が完了し、38年振りに新調された大提灯が、豊川稲荷の新たな顔として煌びやかに多くの参拝客を迎え入れます。




 本殿の上がり口に「豊川いなり大本殿」の歴史が書かれた立札が置かれていましたので、以下に内容を引用致します。


 寒厳義尹禅師(かんがんぎいんぜんじ)がご感得、ご自作の端厳妙相をそなえられる豊川ダ枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)通称「豊川いなり」のご本体が祀られており、




 全国幾千万のご信者の信仰の中心でありご祈祷の根本道場である。


 御真言は「オンシラバッタニリウンソワカ」と申しご参詣の人々は、このご眞言を唱えて拝礼しご加護をうけられたい。




 当寺、二十九、三十、三十一世の三代にわたる大本殿新築の大願は、明治、大正、昭和の三世代に跨って信者の信心を凝集して、昭和5年春竣工し落慶大開帳が行われた。




 建物は総欅造(そうけやきづくり)、妻入二重屋根三方向拝の型をとり間口十間七分五厘(19・35メートル)、高さ百二尺(30・6メートル)、奥行二十一間四分三厘(38・59メートル)、丸柱直径八寸(24センチ)のもの、直径三尺(90センチ)のもの、計七十二本が使われ、




 内部は内陣般若殿(ないじんはんにゃでん)、施主殿(せしゅでん)に区画され、内陣は本尊「豊川ダ枳尼眞天」が奉祀(ほうし)してあり、




 その厨子(ずし)は諏訪ノ和四郎の作で、屋根の瓦に至るまで朱漆塗りで精巧に彫刻を配し、稀に見る巧緻精麗(こうちせいれい)な出来栄えは、拝観者の讃嘆するところである。




 更に両脇祭壇には、伏見宮(ふしみのみや)家より贈られた毘沙門天、有栖川宮(ありすがわのみや)家から贈られた聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)、その他貴重な諸仏、諸菩薩の像及び、諸仏具等が安置されている。




 明治時代に至り有栖川宮家より「豊川閣」の大額が下賜され大本殿内に掲揚されている。




 当寺を「豊川閣」と呼ぶのは、この因縁によるものである。以上、引用終了。




 今回の旅行で一番の目的地である豊川稲荷の大本殿に立ち、この旅の安全と、数年来患っている体調のこと、さらに忘れてならないのは弟の会社が順調にいくよう、時間を掛けて祈念しました。




 あっ、そうそう。忘れちゃいけないのは私自身の金運アップ!(笑)


 せっかく商売繁盛や金運の最強パワースポットに来ている訳ですから、少しのおこぼれでもいいので、全く持っていない私の金運が上がってくれればという、叫びにも似た渾身のお祈りをしました。




 こちらの献燈も1本100円ナリ。献燈とは、神仏に捧げるため社寺に奉納する灯明。また、それを収めること。




 普段、神社にお参りに行った時には本殿での祈念しかしない私ですが、先ほどの線香に続いてロウソクもお供えしておくことに。




 ロウソク代の100円は、ロウソクが置いてある奥のところの賽銭箱のようになっている場所に投げ入れる形になります。




 ロウソクを献燈し右に進むと、下に降りるための階段がありました。


(階段を下りてすぐ右には絵馬の記載所がありました)




 案内板に書かれた流れに従って「奥の院」に向かおうとすると、おみくじと書かれた立派な建物が目に入ってきました。




 こちらの奉納みくじは1回100円。豊川閣と書かれた5個の箱があり、箱の中から出てきた棒に書かれた番号の引き出しからおみくじを取り出すシステム。(説明の必要あるか?笑)




 一番目新しく見えた左から2個目の箱を選び、何度か振るも棒は出ず。(苦笑)


 改めて何度か振った結果、出てきたのが数字の4。(4って何か不吉だなぁ・・・)




 四番の引き出しから紙を1枚取り出してみると・・・おみくじの結果は「吉」でした。




 引いたおみくじは「おみくじ結び所」の紐(ひも)に外れないようにしっかり結びます。




 紐が縛られた樹木には「お願い」と書かれた札が結ばれ、そこには「樹木におみくじを縛りつけないで下さい」と書かれていました。


(大本殿を右側から見るとこんな感じです)


 わざわざおみくじを結ぶ紐が用意されているのに、樹木の方に結んじゃう人がいるのかな?もしそんな事したら、逆にバチが当たりそうだけど。(笑)




 大本殿で祈念した人たちも続々と奥の院に向かって歩いて行きます。




 古札納所と書かれた建物の下はかなり頭上が低くなっているため、そこかしこに「頭上注意」と書かれた紙が張り出されていました。




 古札納所の建物をくぐり抜けた途端、辺りの景色が一変し、何とも言えない空気感が体を包みました。




 高くそびえ立つ木々の両脇に無数の幟(のぼり)が立てられ、その幟には朱色で書かれた「豊川ダ枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)」の文字が。




 千本幟(のぼり)は本殿から奥の院に向かう参道の両脇と、裏門にかけて立てられ、その数の多さから千本幟と呼ばれています。


 地元、愛知県出身のメジャーリーガーで、現在、マイアミ・マーリンズに所属しているイチロー選手もこちらで奉納されたり、多くの芸能人の方々もそのご利益を授かろうとわざわざ足を運ぶのだとか。


 つづく

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