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2012年8月21日火曜日

とりスタの歩き方 とりぎんバードスタジアム 徹底攻略ガイド その30







 入場してすぐお目見えしたのが、姫路城の大天守のてっぺんに備え付けられていた鯱瓦(しゃちがわら)で、お城の守り神として江戸時代・明治時代・昭和時代と3つの時代それぞれで形が違うのが良く分かります。


 現在行われている 「平成の大修理」では、昨年、新調されたばかりの鯱瓦(しゃちがわら)が備え付けられ、今後半世紀に亘って姫路城と姫路の街を見守ることでしょう。




 400年の歴史で初めて公開された 「りの一渡り櫓」の内部を見学します。(平成の大修理期間中に限り、限定公開)



(大天守鬼瓦 大天守5層の東南隅に使用されていた鬼瓦。五七桐の家紋が入っています)



(大天守鬼瓦 大天守4層の西唐破風に使用されていた鬼瓦。剣酢漿(けんかたばみ)の家紋が入っています)







(そだ小舞 漆喰壁を作る際に、土壁の芯材として、木材と樹木の小枝(そだ)を格子状に組み合わせ、藁縄(わらなわ)で固定した小舞が作られます。小舞の上に土壁、漆喰が塗られ、漆喰壁が完成します)



(軒揚塗 のきあげぬり これは、ぬの門の一部を切り取ったものです。揚塗の下地や漆喰がどのような構成になっているかがよく分かります)



(六葉 ろくよう 六葉は懸魚の中央上部につけられた六角形の装飾で、六葉本体、菊座(きくざ)、樽の口(たるのくち)の3部品で構成されています。この六葉は、大天守2層の西大千鳥の三花懸魚(みつばなげぎょ)に取り付けられていたものです)



(兎毛通懸魚 うのけどおしけぎょ 兎毛通懸魚は唐破風の上端に沿って取り付けられており、蕪懸魚(かぶらげぎょ)と鰭(ひれ)を一体化させるような形状となっているのが特徴です。この兎毛通懸魚は、天守群の唐破風などに使用されていたものです)



(梅鉢懸魚 うめばちげぎょ 懸魚は破風(はふ)の上部に取り付けられた装飾で、後方にある棟木の先端を隠す役割を持っています。さまざまな種類がある懸魚のうち、梅鉢懸魚は梅鉢を図案化したものです。この梅鉢懸魚は姫路城大天守4層の千鳥破風に使用されていました)






(甲冑は武士が戦いのときに身につけた防具です。鍛鉄(たんてつ)、皮革、金工、漆工芸、組紐(くみひも)など、さまざまな分野の技術を駆使した彩り豊かで美しい日本の甲冑は、現在では歴史資料として、また美術品として珍重されています。


 「チの櫓(やぐら)」では、多数の甲冑がライトアップされて展示されていました。



(三巴紋 みつどもえもん 結城松平氏 、 剣酢漿紋 けんかたばみもん 酒井氏)



(三葉立葵紋 みつばたちあおいもん 本多氏 、桐紋 きりもん 池田氏の官位を表す紋)



(揚羽蝶紋 あげはちょうもん 池田氏)



(出土四半瓦 しはんがわら 用途不明のところから「幻の瓦」と呼ばれているもので、桐紋と揚羽蝶紋(あげはちょうもん)があります。大天守に使用されていた鬼瓦に、四半瓦と同じ型で押されたものがあり、1608年~1609年(慶長13~14)年頃の桐紋形式を知ることができました)



(大天守鬼瓦 大天守4層の南千鳥棟に使用されていた鬼瓦です。五三桐の家紋が入っています)



(播州皿屋敷 お菊井戸)


 番町皿屋敷で有名なお菊井戸には、大勢の人が興味津々で井戸の中を覗いている姿がありました。











 姫路城改修の素屋根(すやね)には、天守閣の図柄が描かれており、その姿はかなり遠くからも認識することができます。








 地上38メートルの高さまで建設された講台(こうだい)。講台とは、素屋根を作るための重機の走行路や、材料運搬のための作業台のことです。(姫路城の修理は鹿島建設が手がけています)







 次はいよいよ、「平成の大修理」が行われている姫路城内の様子を見ていきます。








 姫路城大天守修理見学施設 「天空の白鷺(しらさぎ)」の入館料は大人200円、子供100円です。





 この入館料は、場内に入場する400円とは別に掛かります。天空の白鷺に入場する際は多くの建築資材で足場が作られているため、手すりなどにつかまりながら係員の指示に従ってゆっくり行動しましょう。


 また、体の不自由な方のために別の場所にエレベーターが設置されているのが確認できました。


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