フクダ電子アリーナ

フクダ電子アリーナ

2011年12月15日木曜日

サポーター、シーチケを買う。



 今日は、職場で一緒に仕事をしているSさんの話からしたいと思います。


 Sさんは、フクダ電子アリーナが出来てからずっとSA自由席のシーズンシートオーナーであり、アウェイの試合も北は北海道から南は九州まで、年間5試合くらい観戦に行くほどの熱心なジェフ千葉サポーターです。


 そんなSさんが今シーズンの最終戦前にポツリと、「来年はシーズンシート買うの止めようかな・・・」と弱気な発言をしていました。


 2009年 J1 年間順位 18位 (最下位で降格)

 2010年 J2 年間順位 4位 (1年でのJ1復帰ならず)

 2011年 J2 年間順位 6位 (2年続けて昇格を逃す。しかも順位を落とす)


 振り返るまでもなく、ここ3年間のジェフ千葉の成績は散々たるものですし、何より、年々、魅力的な試合内容から遠ざかっているのが気がかりです。




 2005年 J1 観客動員平均 15610人。

 2006年 J1 観客動員平均 13392人。

 2007年 J1 観客動員平均 14149人。

 2008年 J1 観客動員平均 14084人。
 
 2009年 J1 観客動員平均 14730人。

 2010年 J2 観客動員平均 11688人。

 2011年 J2 観客動員平均 9680人。 (2005年シーズンより、38%減少。J1在籍時の5年間平均14393人より33%減少)


 Sさんに限らず、年々順位が下がり続けているジェフ千葉のサッカーに対し、フクダ電子アリーナでの観客動員の減少に歯止めが掛かっていないことがそれを証明しています。




 世界中のどのクラブも、スペインのFCバルセロナのように「魅力的なサッカーで、しかも結果を出す」ことが出来るように、日々、チーム作りに時間を費やしているのは言うまでもありませんが、


 A、「魅力的なサッカーで、しかも勝つ」

 B、「魅力的なサッカーだが、なかなか勝てない」

 C、「魅力的なサッカーではないが、勝てる」

 D、「魅力的なサッカーではなく、しかも勝てない」


 多くのクラブにとっては、B か Cの間で、「いかにして魅力的なクラブにしていくか? チームが勝てるようになるのか?」 の葛藤を続けている現状があります。




 2010年シーズン、クラブ史上初のJ2リーグを戦ったジェフ千葉は、江尻監督の下、「J1に昇格した後も通用するサッカーを目指して、ポゼッションサッカー」を取り入れました。


 これは、先ほどの例で言えば、Bの「魅力的なサッカーだが、なかなか勝てない」サッカーだったと思います。




 2011年シーズン、後が無くなったジェフ千葉は、ドワイド監督の下、「守備でしっかりブロックを築いて、素早くカウンターを仕掛ける」サッカーでJ1昇格を目指しました。


 これは、先ほどの例で言えば、Cの「魅力的なサッカーではないが、勝てる」サッカーでシーズンを戦ってきました。


 しかし、シーズン中盤から主力選手のケガや、それまでの戦い方が他チームに研究され出すと、思うように勝ち点も積み重ねられず、結束力も求心力も弱まってしまいました。




 J2リーグ3年目を戦う来年は、ジェフ千葉にとってさらなる試練が待ちうけていることは間違いありません。


 私自身、これまでの3年間のように、終盤になってチームが連敗を繰り返し、監督も次々に交代し、シーズン最終戦を待たずにJ1昇格の可能性が早々に消えてしまうクラブに失望している気持ちが無いわけではありません。


 しかし、だからこそ、




 12月4日、シーズン最終戦の翌日に、「2012年 シーズンシート ホーム自由席」を継続購入しました。(インターネット販売開始初日) 


 今、ジェフ千葉のユニフォームに袖を通している選手たちの中には、「クラブの魅力が無くなると同時に他クラブに移籍した選手」や、「降格時にレギュラーとして出場していた選手」も含まれています。


 しかし、ジェフ千葉をJ1に昇格させるために戻ってきてくれた選手や、J2のジェフ千葉に完全移籍してくれた選手、レンタル移籍でチームの力になってくれている選手や、海外から来てくれた選手、入団を決意してくれた新人選手など、みんなサポーターの願いを実現しようと集結してくれたファミリーなのです。


 私は、ジェフ千葉がどのカテゴリーにいようとも、「スタジアムで起こる全てのことを目に焼き付ける」覚悟で来年も戦い続けたいと思っています。


 追記


 Sさんは、ホーム最終戦のフクアリで、「2012 シーズンシート ホーム自由席」を購入している姿があったことを最後に報告しておきたいと思います。


 2012年シーズンも、共に盛り上げていきましょう!


 (100%分かってると思いますが、タイトルは「フリーター、家を買う。」のモジリです)

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