フクダ電子アリーナ

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2017年11月13日月曜日

豊田スタジアムの歩き方 徹底攻略ガイド 豊橋旅行 その11



 15時54分、両チームの選手達がピッチ中央に整列し、お互いの健闘を讃えあうように握手を交わしました。


 勝利の余韻に浸りながら声援を送り続けるアウェイ側のゴール裏席。




 年間順位も3位から4位に後退し、深いため息と共に豊田スタジアムを後にする名古屋グランパスサポーター。


 ゴールシーンの撮影に集中していたことで、Uさんと私の周りもすっかり空席が目立っていたことに今になって気づいた次第です。




 「15分後、ホーム最終戦のセレモニーを行いますので、選手達は一旦ピッチから退場致します」のアナウンスが流れた頃、ジェフ千葉の選手達はバックスタンド側→ゴール裏席→メインスタンド側のサポーターに向かって挨拶をしていました。




 私自身は、28,697人が来場したホーム最終戦で完敗を喫したことで、スタンドのあちこちからブーイングが浴びせられるのをイメージしていたので、ゴール裏のサポーターも含め、淡々とセレモニーを待っている様子にすごく違和感を感じました。




 選手達がピッチに出てくる直前、今シーズンの闘いぶりを振り返る映像が流されました。


 映像の終了と共にスタジアムからは大きな拍手が鳴り響き、続いて名古屋グランパスのスタッフ、選手、コーチ、監督が順番に横一列に整列しました。




 今シーズンから指揮を執る風間八宏監督からは、「今シーズン、ここまで我々選手達と一体となって闘ってくれたことを感謝します。本当にありがとうございます」


 「このチームは新しくなって一歩一歩前に進んできました。上手くいく時、いかない時もまだまだあります。ですけれども、着実に自分達の姿はこのグラウンドに表せようになってきています」


 「まだ、ここから先、我々の挑戦はしっかりあります。ぜひ、この選手達と共に、皆さんの力を一つにして下さい。そして、これからも熱い応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」と話し、




 ホームで行われることが決まっているJ1昇格プレーオフに向けて、引き続きチームをサポートして貰えるよう、熱く語っている姿が印象的でした。


 が、スタンドの様子を見ていると、腕を組んで話を聞いている人、スマホをいじって下を向いている人、明らかに不満げな顔でモニターに映された風間監督を見ている人等々、


 来週に迫ったシーズン最終戦に向けて、サポーターもイマイチ信用しきれてない態度が見受けられたのも事実です。




 続いて、今シーズン、サンフレッチェ広島から移籍し、即キャプテンに就任していた佐藤寿人選手から挨拶がありました。


 深々とお辞儀をする佐藤寿人選手。そして、マイクスタンドからマイクを外すと、


 「まだ、シーズンは終わっていませんが、開幕からここまで熱い応援ありがとうございます」




 「皆さんも想いは同じだと思います。今日はとにかく悔しいです。ただ、この悔しさを残りの試合で笑顔に変えることが出来るのも自分達次第です」


 「みんなの力を一つに合わせてJ1に戻りましょう!グランパスを愛する皆さんと一緒にJ1へ、残り試合も熱いご声援よろしくお願いします。今日は応援ありがとうございました」と語り、


 風間監督以上に声援を受けている姿を見て、ジェフ市原出身の佐藤寿人選手がこのチームにとって、かけがえのない存在になっているんだなと嬉しい気持ちになりました。




 ホーム最終戦セレモニーが終了し、場内を一周する名古屋グランパスの選手、スタッフ、そして、公式マスコットのグランパスくん一家。


 ホームゴール裏まで歩いて来た時、もう一度、横一列になってシーズン最終戦 & J1昇格プレーオフに向けた声援をお願いすべく、拡声器を使って想いを伝える佐藤寿人選手の姿がありました。


 アウェイ側のジェフ千葉のサポーターの人達もまばらになり、Uさんと私も撤収することに。




 階段を降りていると、大幅に値引きされたグッズを求めてグッズ売店の前で足を止めるサポーターの姿がありました。


 スタジアムから出て、初めて辺りがすっかり夕日に染まっていることに気づきました。




 行きに来た道と同じく、豊田大橋を渡ってJR豊田市駅を目指します。

 
 いつもフクアリで一緒に観戦しているメンバーからは、「旅行のお土産は勝ち点3、絶対お願いしますよ!」とプレッシャーを掛けられていたこともあったので、4時間前までの緊張が嘘のように体が軽くなり、清々しい気持ちで足も軽やかに進みました。




 16時59分、愛知環状鉄道線 新豊田駅の前まで歩いてくると、駅を利用する人の姿もまばらになっていました。


 「17時07分に岡崎駅行きの電車がすぐあるから、帰りはこっちの駅でいいんじゃない?」とUさんに話し掛けると、Uさんも同じことを思っていたらしく、前の人の流れに乗って新豊田駅に向かう階段を上って行きます。




 帰りの運賃は、岡崎駅経由→豊橋駅までで1,080円なり。




 1番線まで行ってみると、試合帰りの両チームのユニフォームを着たサポーターの姿がチラホラとありました。




 数分後、2両編成の普通列車がホームに滑り込んできました。




 土曜日の夕方ということでさすがに座れませんでしたが、入場時に貰った名古屋グランパスのフラッグを杖代わりに楽な態勢で乗ることができたので、乗車時間の32分間はあっという間に過ぎてしまいました。




 17時39分、愛知環状鉄道線 岡崎駅の0番線に到着。




 歩きながら電光案内板を見ると、わずか7分後に新快速があることを発見!




 17時46分発、豊橋行きに乗車すべく、2番線ホームを目指します。




 ホームまで降りてみると、行き先もバラバラなため、豊橋行きはそれほど混んでいませんでした。




 新快速の途中停車駅は幸田、蒲郡の2駅のみ。乗車時間は25分間です。




 17時45分、2番線に電車が滑り込んできました。




 中の様子を見てみると、車両によっては座れるところもいくつかありましたが、Uさんと私が乗り込んだ車両はそれなりに乗客が座っていました。




 18時11分、JR豊橋駅に定時に到着。




 2016年の統計では、豊橋駅は岡崎駅に比べてJRを利用する人の数が日に1万人以上多く、街としてかなり拓けているということが実感できます。




 UさんとスマホでJ2リーグの結果をおさらいしていると、J1昇格プレーオフ圏内がめちゃくちゃ混戦であることが判明!




 まず、自動昇格をひた走る首位の湘南ベルマーレと2位のV・ファーレン長崎は、共に勝ったため勝ち点3を積み上げて順位もそのまま。




 3位の名古屋グランパスがジェフ千葉に敗れたため勝ち点は72のままだった一方、同じく勝ち点72だった4位のアビスパ福岡がホームで松本山雅FCと引き分けたため、勝ち点1を積み上げて両者の順位が逆転したのです。




 前節、5位の松本山雅FCはアウェイで引き分け勝ち点66、6位の徳島ヴォルティスと7位の東京ヴェルディは共に勝って、勝ち点をそれぞれ67まで伸ばし順位もアップ。




 我らがジェフ千葉も名古屋グランパスとの死闘を制し、勝ち点3を積み上げると共に、これからは1の違いが生死を分ける得失点差も+3をゲット!




 明日、試合が行われる横浜FCの結果次第では、5チームがJ1昇格プレーオフへ進出の可能性を残すという、近年稀にみる混戦となったのです。




 18時16分、JR豊橋駅の東口を右に出て、今夜の宿泊先である「豊鉄ターミナルホテル」を目指すことに。




 階段を降りたすぐ右に、豊鉄ターミナルホテルの最寄りのコンビニである「ファミリーマート 豊橋駅東口店」があります。




 こちらの店舗は24時間営業で、お酒やたばこも販売しています。また、ATMやFamiポートも設置されているので、お金の引き出しはもちろん、チケットの購入なども利用できます。




 いつものアウェイ旅行なら、サッカー観戦の後は宿泊先の最寄り駅周辺でチェーン店の居酒屋でも探して、お疲れ会と称して夕飯を食べるところですが、




 この時は私自身の体調もそれほど優れなかったため、Uさんと話し合って、それぞれがコンビニで夕食を買って、ホテルの自室で食べるということにしました。




 6階にあるホテルのロビーまでエレベーターで昇ってくると、フロントの前にあるラウンジには何人かの宿泊客が座っていました。




エレベーターから出てすぐ左には、インターネットに接続されたデスクトップパソコンが1台あり、その隣には、ラウンジとは別に密室になる喫煙ルームが完備。




 右を見ると、ジュースの自動販売機とアルコールの自動販売機がそれぞれ1台ずつ。


 簡易的な洗面台のすぐ上には、AEDが1台常設されていました。




 正面にはわりと大きめの液晶テレビが掛けられ、その下の壁には電子レンジや加湿器と共に、氷・浄水が利用できるアイスディスペンサーが設置されていました。




 この他、フロントで利用できる無料サービスとしては、ズボンプレッサー、アイロン、スマートフォンの充電器、電気スタンド、毛布、ソーイングセット、体温計、爪切り、雨傘、車イスの貸出し。




 有料のサービスの方は、館外への電話利用、洗濯用洗剤、コピー・ファックスサービス、コーヒー(セルフ)、マッサージの手配(40分4,000円)、宅急便の取次ぎ(ヤマト便)、ランドリーサービス、有料テレビのカード販売等が利用できるようになっていました。


 つづく

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