エレベーターを6階で降りると、細長い空間の奥に豊鉄ターミナルホテルのフロントがありました。
日本旅行から送られてきたバウチャー券「ご予約(支払い)証明書」をフロントにいたスタッフに渡します。
確認作業をしてくれている間に中の様子を見てみると、すぐ左には3台のテーブル、正面には液晶テレビ、さらに電子レンジや無料で飲むことが出来るお茶やコーヒーのティーバッグ等が用意されていました。
フロントのスタッフさんにこれから観光に行くことを告げ、チェックイン前サービスとして荷物を預かってもらえるようお願いします。
宿泊に必要な荷物を全て預けることが出来たので、Uさんも私もすっかり身軽になりました。
入ってきた時にはすぐに気づかなかったのですが、フロント階にはジュースの自動販売機とアルコールの自動販売機がそれぞれ1台ずつ設置されており、その奥にはトイレもありました。
わずか2分の滞在で豊鉄ターミナルホテルを後にします。
時刻は10時51分、ここからは時間との闘いになります。
名古屋グランパスの公式サイトを見ると、豊橋駅から豊田スタジアムに行くには主に2つのルートがあるようで、1つはJR東海道本線に乗って岡崎駅まで行き、さらに愛知環状線鉄道に乗り換えて新豊田駅に行くルート、
もう1つは、名鉄の名古屋本線に乗って知立駅まで行き、知立駅から名鉄 三河線に乗り換えて豊田市駅まで行くルートです。
JR線はスタジアム着まで約69分で1,080円、名鉄線の場合は68分で1,130円掛かるということで、事前の予定通りJR線の方を使って行くことに。
・・・と路線図を良く見ると、東海道線の下に武豊(たけゆたか)線ってのがあることをUさんが発見!(笑)本当の読み方は、たけとよ。
JR東海のTOICAエリア、manacaエリアもSuicaは使えるはずなのですが、小心者なので現金で払って切符を買うことにしました。
JR岡崎駅までは580円ナリ。
現在の時刻は10時59分。電光掲示板を見ると、岡崎駅に向かう東海道線の大垣行きは11時51分まで無いようで、ここで痛恨の約1時間の足止め!!
諦めかけたその瞬間、Uさんが「5・6番線に11時03分発車予定の特別快速 大垣行きってのがあるから走れば間に合う!」と教えてくれました。
息を切らしながら6番線に停車していたJR東海道本線特別快速・大垣行きに乗車。
しかも特別快速とあって、JR岡崎駅まではわずか2駅で行ける最高の列車だったのです。(途中、蒲郡駅しか停まらない)
Uさんのファインプレーもあり、JR岡崎駅には11時25分に到着することが出来ました!(乗車時間22分)
愛知環状鉄道線の高蔵寺行きは17分後の11時42分ということで、ここでようやくホッとしてトイレに行くことが出来ました。
JR岡崎駅での愛知環状鉄道線への乗り換えは駅構内から出ないので、新豊田駅に着いてから乗り越し精算をすることになります。
0番線のホームまで来てみると、愛知環状鉄道線を利用する人の姿はまばら。ここまでは名古屋グランパスのユニフォーム及びジェフのユニフォームを着ている人をまだ一人も見ていません。
11時42分、高蔵寺行きの電車が定時にホームに入ってきました。
土曜日だというのに電車の中も割と空いていて、Uさんも私も座席に座ることが出来ました。
愛知環状鉄道線の岡崎駅から新豊田駅までは11駅あり、基準の岡崎駅が駅番号01番、新豊田駅は駅番号が12番でした。
乗車時間は30分あったのですが、Uさんとべちゃくちゃ話をしていると、あっという間に豊田スタジアムの最寄り駅である新豊田駅に到着。
新豊田駅に到着すると、改札の左側に臨時で2つのテーブルが置かれ、二人の駅員さんが乗り越し精算を行っていました。
JR岡崎駅からの乗り越し精算額は500円。この日のようなサッカーがある日は駅員さんも慣れているようで、30人くらい並んでいたUさんと私の列も、5分後にはすっかり無くなってしまいました。
精算を終えた人達も改札を抜けて散り散りに。4時間前までいた東京駅の事を考えると、あのせわしなさは何だったのか?と思い知らされます。
いつものアウェイ観戦なら、帰りの混雑を想定して先に帰りの切符を購入しておくところですが、今回は2つのルートのどちらを利用して帰るかその時になってみないと分からないので、そのまま駅を出ることに。
改札を出て左に行くと「豊田スタジアム」があります。
新豊田駅の外はすぐに松坂屋があったりして、かなり開けてる印象。
駅周辺の地図を見てみると、さすがに世界のトヨタのお膝下。ホテルの名前や職業訓練学校、産業文化センター等、豊田という地名にまつわる、城下町としての名残が存分に伺えます。
ここから徒歩で約17分の距離、中央公園の一画に「豊田スタジアム」はあります。
駅前の建物までは全て総ガラス張りのアーケードになっていて、余程の強風でもない限り雨でも濡れることは無さそう。
白い柱一本一本に名古屋グランパスのエンブレムが描かれていたり、のぼりが風にはためいたりしていました。
グランパスのユニフォームを着ている人達の後ろに付いて流れのまま歩いて行きます。
ほんの1~2分歩いたところ、目の前には名鉄 豊田市駅の看板と線路が見えてきました。
地元の人達もすっかり慣れた様子で、豊田市駅の間を突っ切ってひたすら真っすぐ進んで行きます。
豊田市駅の構内の様子を見ていると、名鉄を利用する人と、ただ駅の反対側に行くために突っ切っている人の割合が1対9ぐらいの感じ。
名鉄 豊田市駅のターミナルに出てみると、豊田スタジアム行きの臨時バスのりば(2番乗り場)には長蛇の列が。
こちらの臨時バスは名鉄バスが運営しており、片道大人180円、小人90円でスタジアムまでは乗車時間にして約8分。
(つづく)
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