フクダ電子アリーナ

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2011年11月28日月曜日

覆面調査員 Kさんが行く!フクアリグルメ 「喜作のソーセージ盛り」 編 その3



 ここで、喜作のソーセージ盛りにおける、ビジネスモデルを考えてみたいと思います。


 喜作のソーセージ盛りは1皿400円(税込み)。← たったこれだけ。超分かりやすいです。


 ですが、実はここに隠された(大げさ)ビジネスのヒントが満載なのです!


 例えば、喜作のソーセージ盛りは、「オニオン」、「ポーク」、「チョリソー」、「オリジナル」という4種類のソーセージがランダムに盛り付けられている商品なのですが、それがお店の看板に堂々と書かれているため、お客さんは「そういうもの」だと認識していて、特に何も違和感を感じません。


 普通、お店というのは「品揃えを豊富」にしようとして、4種類のソーセージを別々の商品として売りがちです。(喜作でいえば、オニオン味・ポーク味・チョリソー味・オリジナル味の4商品)


 しかし、喜作の場合はこれら4種類のソーセージを1皿に盛り付けることにより、在庫の管理を単純化することに成功しています。


 もし、4種類を別々の商品として販売している場合、オニオン味だけ在庫を切らしていれば、お店の前に「オニオン味は売り切れました」という看板を掲げなくてはいけませんよね。




 しかし、実際にはランダムに盛り付けられることにより、平均して1皿に12~13本入っている内訳を気にせず盛り付けることが出来るというお店側のメリットがあるのです。(全部の味を3本ずつとか言い出したら、ものすごくお店側の効率が悪くなる)


 また、お客さんはいろいろな味を飽きずに食べることが出来、逆にいえば、「次は何の味かな~?」みたいな感じで楽しむことすら出来るのです!(頭いい~)


 この事は、ソーセージの仕入れに関してもメリットがあります。喜作の店員さんの仕事ぶりを見ていると、クーラーボックスから1kgくらいの袋を取り出して、それをそのまま鉄板の上に出して焼いている様子が伺えます。


 ということは、初めから4種類のソーセージが入った袋があるので、別々の味の袋を4種類準備する必要がないうえに、大量に現金仕入れすることが可能なのです!(頭いい~ パート2)


        (こちらは、場内のアウェイ側ゴール裏にある 喜作の店舗)


 さらには、喜作で雇うアルバイトの人の仕事のやり方にも好影響を与えます。なんせ、扱う商品が1種類しかなく、基本的には鉄板で焼くだけ。


 お店で用意してあるプラスティック容器には、どんなに山盛りに乗せても11~13本しか乗りませんし、タッパーを持参して来たサポーターに対しても、12~14本程度盛り付ければ大喜びされるでしょう!


 これほど分かりやすい仕事はありませんし、味付けだってケチャップやマスタードを置いてあるだけで、お客さん自ら(自分好みに)かけていってくれるのです。(セルフサービス)



 
 「1皿400円(税込み)」というのも上手いやり方(← 人聞き悪い。笑)で、「最低何本以上盛り付けます」とか一切書いていません。


 普通、スーパーマーケットとかで「ウインナー100g」とか買ったとき、実際は90gしか入ってなかったらスゲー怒る人が出てくるでしょうが、この商品に関しては、最低限のレベルで既にほとんどの人を満足させるだけの量を盛り付けてしまうので、多く乗せてもらってラッキーと思う人こそいても、盛りが少なくて文句を言う人は一人もいないのです!(頭いい~ パート3)


 つまり、仕入れも安く出来て、アルバイトも仕事が単純で、お客さんはいろんな味が一度に楽しめて、いっぱい盛り付けてくれるのに1皿たったの400円(税込み)という、超シンプルなビジネスモデルで成り立っている商売なのです。(私の勝手な洞察ですが・・・汗)




 ですから、フクアリで屋台を出す方も、喜作に習って「シンプルで安くて美味しい」グルメを販売していく必要があるのではないでしょうか?


 (ちなみに、これだけ宣伝しても、喜作さんからは何も貰ってませんし、一人として内部に知り合いがいる訳でもありませんので、あしからず)


 したがって、これからも聞こえの良い話しも、耳の痛い話も、何でも気づいたことはブログに書いていきたいと思っています。


 つづく

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