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2015年10月27日火曜日

長良川競技場の歩き方 徹底攻略ガイド 愛知 & 岐阜旅行 その16




 大楠の樹の隣には、大きくて立派な菊が生けられていました。




 時刻は9時47分を回り、本宮に続く参道も参拝者の姿が多くなってきました。




 東八百万神社(ひがしやおよろずじんじゃ)。




 参道を挟んで向かい側には、西八百万神社(にしやおよろずじんじゃ)もあります。




 熱田神宮の境内には、正門(南門)入口にあった八剣宮のような別宮が1社と、上知我麻神社神社のような摂社が8社、




 さらに、東八百万神社のような末社と呼ばれる、本社とは別に管理されている小規模な神社が19社あります。




 神社・仏閣に精通している方などは、それぞれの神社に祭られている神さまやご利益の違いによって本社とは別にお賽銭を投げ入れ、参拝している姿も見られました。




 第三鳥居をくぐると、本宮にはかなり多くの参拝客の姿がありました。




 本宮の左側にある「祈祷殿」の隣には長床と呼ばれる大前挙式場があり、尊い場所「大前(おおまえ)」で日本古来の式次第に沿って、挙式を粛々と行うカップルもいるそう。





 本宮の手前にはグレーの制服を着た警備員が1人と、その奥には黒いスーツを着た20人ほどの参拝客が整然と並んでいる姿がありました。




 その後ろからは、本宮に向かって歩く多くの高齢者の姿があり、この日は市内の高齢者を対象として秋の一日をゆったりと境内で楽しんでもらうための「熱田の宮~秋の集い~」も開催されていました。




 そうこうしていると、左の柵の一部が開放され、先ほどの20人余りの団体が本宮の敷地内に入って行くではありませんか。




 一般の参拝客がお賽銭を投げ入れる本宮拝殿の中に人が入って行けるとは夢にも思っていなかった私はビックリ!




 こちらの団体一行は、私のいる賽銭箱のさらに10メートルほど先に整列し、ピーンと張り詰めた空気の中、神主さんによって祈祷されていました。




 時間にして約2分弱といったところでしょうか?神さまから遠い・近いの問題では無いのでしょうが、少しでも近い方がご利益が強いと思ってしまうのが私のような素人の悲しいところ。(笑)




 ただ、少しでも静かな雰囲気の方が願いが叶うと思っていた私は、ここから5分ほど粘って誰も賽銭箱の前に立っていないタイミングを見計らって5千円を投げ入れ、これまでの感謝とこれからの健康について祈願してきました。




 私にとっては6年振りの参拝ということ、さらに言えば正式な作法を身につけた後に訪れた熱田神宮だったこともあり、願いが叶うかどうかよりも、きちんと参拝をやり終えることができた清々しさからくる充実感の方が大きかったかも知れません。




 参拝を終えた後は授与所でお守りを買うことを忘れてはいけません。


 と、その前に、6年前に授与されたお守りをリュックから取り出し、新しいお守りを買う前に宮司さんに返し忘れないことの方が大事。




 今回の旅は、この6年間守り続けてくれたお守りを返すことと、新たにパワーが吹き込まれたお守りを買ってくることが目的の一つでした。




 今回も前回と同じく、様々な災難から身を守ってもらえるように「災難除け」のお守りと、ちょっと色気を出して金運がアップする「福守り」のお守り、交通安全のお守り、さらに絵馬を購入して健康の祈願を書くことに。




 絵馬には、「家族皆が心身共に健康でいられますように・・・」と、昨年行った長野県諏訪市にある「諏訪大社 秋宮」での絵馬と同じお願いを書いて掛けてきました。





 神楽殿を通り抜けると、土用殿(どようでん)、清水社(しみずしゃ)、御田神社(みたじんじゃ)、龍神社(りゅうじんしゃ)などがありました。





 絵馬掛けにはたくさんの願い事が書かれた絵馬が掛けられ、引いたおみくじもたくさん結ばれていました。




 参拝を終え、授与所でお守りを買う人もかなり多くなってきました。




 第三鳥居をくぐったところに主神 「熱田大神(あつたのおおかみ)についての説明分が掲載されていましたので以下、引用します。


 祭神の「熱田大神」とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代としてよせられる天照大神(あまてらすおおかみ)のことです。




 「天照大神」は、日本の一番古い御祖先の神で天照と申し上げ、最高の神格を、また日神(ひのかみ)と讃えて呼ばれるように、始めてこの世に神の道をあらわされ、また人々に慈しみの徳を授けられた神であり、




 日本国民統合の象徴である天皇の大御祖神(おおみおや)であります。
相殿にます五柱の神は、「五座の大神(ござのおおかみ)」、「五神さま」とも親しんで呼ばれ、天照大神をはじめ、草薙の神剣とゆかりの深い神々として、篤い崇敬をあつめてきました。




 「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」は、天照大神の御弟神にあたられ、勇猛のきこえ高く、また、慈愛の徳にもあふれた神であり、




 出雲国簸(いずものくにひ)の川上もおもむかれた際に八岐大蛇(やまたのおろち)より得られた神剣、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大神に献上されました。




 天照大神は、これを瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨の際に天璽之神宝(あまつみしるしのかんだから)として授けられ、歴代皇位の神璽(みしるし)として、今日まで受け継がれています。


 以上、引用。




 第二鳥居の近く、佐久間燈籠の隣にある 「徹社(とおすのやしろ)」。




 その隣には 「楠御前社(くすみのまえしゃ)もあり、それぞれお賽銭を投げ入れ、二礼・二拍手・一礼をして参拝してきました。





 全ての参拝を終え、第一鳥居に戻ってきた時には、すでに1時間5分が経過していました。




 ただ、無知で作法も知らない6年前とは違い、今回は母親と一緒に来ることが出来てとても達成感のある参拝になりました。




 「この次、熱田神宮を訪れることが出来るのはいつのことになるのかなぁ」としみじみ思いながら、次の観光地を目指して帰ります。





 来た時と同じ道を帰るも、身軽になった感じがするのは気のせいではないでしょう。





 東門の手前で記念写真の撮影をする七五三帰りの家族を横目に見ながら、JR熱田駅に向かって歩き続けます。




 時刻は10時34分、昨夜の岐阜でのアウェイ観戦の時とは全く違い、小春日和の日差しを浴びて少し汗ばんでくるのが分かりました。


 つづく

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