12時21分、「金城ふ頭」行きの列車が発着する1・2番線ホームに到着。
日曜日ということもあって、ホームは人でごった返しているのかと思いましたが、思っていたよりも人数はいませんでした。
乗車口は線路に人が入れないように、電車が停止するまでは扉が開かないスライド式の閉鎖構造になっています。
あおなみ線は、名古屋駅から金城ふ頭駅までを結ぶ11駅からなっており、その愛称はイメージカラーの「あお」、名古屋の「な」、港の「み」からそれぞれ採られています。
シルバーの車体に、シンボルカラーでもある濃淡2色の青いラインが引かれており、濃い青は海の色、淡い青は空の色をイメージ。列車内の座席もブルーで統一されていました。
終点の金城ふ頭駅までは24分。窓から見える名港中央大橋に目を奪われていると、あっという間に目的地まで着いてしまいます。
今回のアウェイ旅行で最初に選んだ観光地は、そう 「リニア・鉄道館」です!
Uさんと計画していた段階では、二人が好きなお城巡りとして 「財団法人 日本城郭協会」が定めた名城100選の中の「岡崎城」を観光する予定でしたが、母親と行くことになってあまり歩かせるのも難しいと考え、駅から徒歩2分で行ける「リニア・鉄道館」を観ることに。
列車内から見える「JR」の文字。その巨大な建物が徐々に近づいてきます。
「リニア」 という響きだけで選らんだこともあり、どういったものが観られるのか凄く興味が沸いてきました。
12時54分、終点の「金城ふ頭駅」に到着。電車に乗っていた人は、ほぼ全てが「リニア・鉄道館」を目的に来た人ということもあり、駅構内を撮影している私たち以外はあっという間にいなくなってしまいました・・・。
開業が2004年ということもあり、駅構内はとても綺麗です。
開業当時の1日の平均乗車人数は1200人弱でしたが、2011年に「リニア・鉄道館」が開館してから徐々に利用者が増え、現在は1日の乗車人数が2000人弱まで増えてきています。
周辺案内図を見てみると、「ポートメッセなごや」という文字が。
「ポートメッセなごやって何だったっけ?と思い出してみると・・・そうだ、いつも一緒にフクアリで観戦しているKさんが良く行くAKB48とかの握手会のイベント会場だ」と思い出しました。
Kさんからは、これまで秋葉原のAKB48シアターでのLIVEや、幕張メッセ、東京ビッグサイト、パシフィコ横浜などで行われた握手会に参加した話を良く職場で聞いていたので、
QVCマリンフィールドで千葉ロッテの試合を良く観ている私としては、「幕張メッセの東海版か」という感じでした。(笑)
この日はたまたま握手会イベントが行われていなかったから良かったものの、握手会と重なっていたら大変な混雑だったんだろうことが想像できます。
「金城ふ頭駅」というところは、鉄道をこよなく愛する鉄っちゃんと、アイドル好きのオタクが集まるある種、異様な光景が見られる場所なのかも知れません。
金城ふ頭駅と道を挟んで向かい側にある、「安井家具(株) ファニチャードーム本店」。
家具・インテリア・雑貨のメガストアとして東海地方に10店舗を展開しています。
「名古屋市 モノづくり文化交流エリア」とは、モノづくり・産業技術をテーマに人々が交流する拠点の創出を目指し、名古屋港金城ふ頭に造られたエリアのこと。
その中に、「名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)や、「リニア・鉄道館」があるのです。
日曜日のお昼時ということもあり、鉄道好きの人達で混雑しているかと思いきや、「リニア・鉄道館」の入り口付近は整然としたもの。
図書館で借りた2014年度版の 「るるぶ 愛知」では、かなりの紙面を使ってアピールされていた観光名所の一つだったため、金城ふ頭駅での様子といい、かなり拍子抜けといった感じ。
「リニア・鉄道館」とは、東海旅客鉄道(JR東海)が2011年3月14日に愛知県名古屋市港区金城ふ頭に開館した、鉄道に関する事物を展示する博物館(鉄道保存展示施設)のことで、
入館料は、大人1000円、小中学生500円、幼児200円。
他に音声ガイドを利用する場合は500円、新幹線シミュレータ500円、在来線シミュレータ(車掌)500円、在来線シミュレータ(運転)100円となっています。
私自身は鉄道マニアでは無いのでシミュレータには興味がありませんが、ここに来る人の中にはこれを目的に来る人もたくさんいるということで、抽選に外れた場合はかなりショックなのではないでしょうか。
母親の分と二人で入館料 2000円なり。
入口のこのブルーのライトアップを見て、以前、SKE48に所属していた松井玲奈さんが日テレで放送されていた「笑神様は突然に・・・」の人気企画、「鉄道BIG4」で来たのを放送で観たことを思い出しました。
「めちゃくちゃテンションが上がるって言ってた場所って、ココのことだったのか~」
エントランスホールから入った1階には、シンボル展示として3台の車両がお出迎え。
見事にライトアップされた車体がノスタルジックな雰囲気を醸し出す「C62」。
人並みにしか鉄道に興味の無い私でも、実物を目の前にするとその迫力に圧倒されます。
何より、パーツ一つ一つの造りが洗練されていて、こういうフォルムを見るだけでも鉄道マニアの方にとっては垂涎ものなのではないでしょうか。
以下、解説はすべて引用。 「C62形式蒸気機関車」。 世界最高速度を記録した最大・最速の蒸気機関車
急行・特急用として製作された日本で最大・最速の旅客用大型蒸気機関車。
既存のD52形式蒸気機関車のボイラーを流用して1948(昭和23)年から総計49両が誕生。
東海道本線の特急 「つばめ」 「はと」 などの牽引に使用した。この展示車両(17号機)は1954(昭和29)年の木曽川橋梁の強度試験にて129km/hを記録。
これは狭軌における蒸気機関車の世界記録となっている。以上、引用。
以下、引用。「955形 新幹線試験電車(通称:300X)」。
最新・最良の高速鉄道システムを追求するための試験電車
新幹線電車のあるべき姿を追求するために、1994(平成6)年にJR東海が製作した6両編成の6号車。
7年間にわたり約600回の試験運転を実施し、高速化のためのさまざまな課題を克服するためのデータが収集された。
この展示車両は1996(平成8)年には電車方式では当時の世界最速となる443km/hを記録した。
以上、引用。
音声案内では、「両端で異なる先頭車のデザイン」、「滑らかな車体形状」、アルミニウム合金製車体」、「高速走行が可能な特別な台車」についての詳細な説明を聞くことができます。
以下、引用。 超電導リニア MLX01-1
世界最高速度を記録した超電導リニア。
車両に搭載した超電導磁石と地上に設置したコイルとの間に生じる磁力で車体を浮上させて走る超電導リニア。
車体とレールとの摩擦力(粘着力)に頼らないため、従来の鉄道よりも高速運転が可能である。
この展示車両は2003(平成15)年には581km/hという鉄道による世界最高速度を記録した。
以上、引用。
1階 超電導リニア展示室では、時速500kmの超電導リニアの無料体験ができるイベントや、リニアの技術(浮上や走行の原理など)を体験装置や模型を使って紹介しているコーナーがあり、多くの鉄道マニアを喜ばせていました。
つづく
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